【HSP】公務員とHSP 〜志すものがないならやめたほうがいい!〜

今回は、HSPと「職業としての公務員」についてです。

結論としては、「絶対にやりたい仕事」ではないのであれば、
HSPの人は公務員にならないほうがいい!
ということですが、
その理由などを、私の経験から書いていこうと思います。

軽い気持ちで公務員なんかになってしまうと、心がやられますよって話です(笑)
それではもうちょっと細かく書いていきます!

公務員に対しては何を言ってもいいと思われている

早速核心の話なんですが、世間的に、公務員に対しては何を言ってもいい
みたいな雰囲気になっています。

これはマスコミや政治家による印象操作・スケープゴートのせいなんですが、
そういうブログではないので、ここでは触れません。
触れると全然違う方向に行ってしまうので(笑)

(公務員じゃないにしても、「お客様は神様」というキーワードが独り歩きしているせいで
販売員などをしている人も同じように感じているかもしれません。)

私も、直接国民・市民と関わる仕事をしていたことがありますが、
こちらの都合なんか関係なく、ガンガン言ってくる人はたくさんいます。
まったく否がなくてもですよ?(笑)

今は(笑)なんて言っていられますが、かなり心がやられますし、ずっと引きずります。
しかも、立場上、言い返すことはなかなかはばかられるので、やられっぱなしです。

HSPの人にはまず、そういう環境に自分が耐えられるかということを
考えてほしいと思います。

不特定多数の人に文句を言われたり、自分に関係ないことで絡まれたりしない、
そして自分に否がないことについては正々堂々と反論することが許される、
そんな仕事がHSPの人には向いていると思います。

刺激を減らすことも重要ですが、その場でしっかり反論するなど自分の意見を吐き出す
ということ
も、心の平穏を保つ秘訣かもしれません。

3〜5年程度での異動が付き纏う

公務員に限らず、大きな組織になればなるほど異動は避けられませんが、
一般的な公務員は3〜5年くらいで全然違う職場に異動することになります。

管理職になってくると1年や2年で別のポストへ異動することも普通にあります。

組織をうまく回していくには、人事異動は必須です。
職員に不正行為をさせないなど、組織の浄化作用もあるでしょう。

働く側からみても、職場環境をリセットでき、気持ちも新たに他の仕事ができるなど
メリットもあります。

しかし、HSPの場合、働く場所・環境、周りの人というものが
かなり影響してきます。

もちろん非HSPの人も同じなのですが、刺激に対する反応が全然違うと思います。
私はがっつりHSPなので、予想でしかないのですが。

ちょっとそれましたが、みなさんは数年ごとにある異動には対応できそうですか?

私の場合、再就職も異動も複数回経験してきましたが、そこまで酷い職場はありませんでした。
しかし、ムカつく上司はもちろんいましたし、仕事に行きたくないなぁと思うことは
しょっちゅうでした。

HSPでも耐えられる刺激の程度は人それぞれだと思いますが、
嫌な組織で働くくらいなら、頑張って自分にあう環境を見つけたほうがいいですよ。

公務員に限った話ではありませんが、異動が避けられない組織・職場でも働いていけるか
という視点も持ったほうがいいと思います。

職員一人ひとりのことは大事にされていない

働いてみて思いましたが、公務員は職場からあまり大事に扱われません。

よくも悪くも、一般的な公務員は突出した能力が必要とされるわけではないので、
誰かが急に辞めたとしても、代わりとなる人は比較的簡単に見つかります。

また、時代(年代)にもよりますが、公務員になろうとする大学生・高校生は
一定数いるので、そこまで採用に苦労することもありません。
(最近はコロナ禍とはいえ景気は上向きなので、公務員の採用を辞退する人も多いですが)

私の見立てですが、このような背景から、公務員はあまり大事に扱われません。
実際、100時間以上の残業が一定時期に常態化している職場にいたこともありますが、
職場は何の対応もせず、私も130時間以上の残業をしました。(誇張でもなんでもなく)

もっとも、労働環境の酷い民間企業もたくさんあるとは思いますが、
悪い方と比べても何の改善にもなりません。
そんなこと言い出しても、ただの足の引っ張り合いにしかならないんですよね。

本来、労働者(社員)は丁重に扱われるべきという前提で話をしていますので、
「公務員はズルい」みたいな意見は受け付けていません😄

社員を大切にしている会社はちゃんとあるので、すべてをそちら側に寄せていかないと、
結局誰かが辛い目に遭うだけですからね。

話を元に戻しますが、就職活動において、どれだけ社員・職員を大事に扱っている会社かを
判断することはなかなか難しいと思いますが、間違いなくHSPにはそういう職場が合っています。
(ないなら自分で作るって手もありますけどね)

少なくとも、そういうことができている官公庁は全然ないと思います。
昔に比べれば、職場内のいじめやハラスメントに対する意識は大きく変わったと思いますが、
職員一人ひとりを大切にしようというところまでは至っていません。

一概には言えませんが、一般企業を中心に就職先を探したほうが、
「人」を大事にする組織にめぐり逢いやすい
と思います。

まとめ

今回は「HSPの人は公務員にはあまり向いていない」という話でした。

公務員といっても幅は広いですが、一般の国民・市民と接するタイプの公務員は、
打たれ強く、いい意味で鈍感な人が向いていると思います。

自分に責任がないことは気にしないでさらっと流せるくらいじゃないと、
ずっと働き続けることは苦痛にしかなりません。

公務員は会社で働いているわけではないので、潰れるという概念はありません。
重大なミスや、プライベートで大きな犯罪をしない限り、クビになることはありません。
テキトーに働いていても、頑張っている人と同じだけのお給料をもらえます。
不景気だったとしても、それなりのボーナスも出ます。
地方公務員であれば、遠距離の転勤もほとんどありません。

が、もっと大事なこと、ありませんか?
たとえ上ようなメリットがあったとしても、あなたの心は耐えられますか?

どんな職場でも、実際に働いてみないとわからないものですが、
自分の経験を少しでも有効活用してもらいたいので、この言葉で締めくくりたいと思います。

HSPを自認しているなら、ノリで公務員を目指すな!

逆に、なんとしてもやりたい仕事がそこ(公務)にしかない!という場合は
全力で目指してください。HSPであることを忘れるくらい頑張れると思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました